最高等級をクリアした「無印良品の家」の省エネ性能とは?

住まいのかたち | 2022.3.30

「無印良品の家」は、発売当初より省エネ性能の良い家づくりを続けてきました。

その性能は、今年4月1日に新設された「住宅性能表示制度」の省エネルギー等級最上位の基準をすでにクリアしています。

今回は、無印良品の家の省エネ性能についてご紹介します。

高断熱・省エネな家づくり

無印良品の家のモットーは、「永く使える、変えられる」。

住まう人のライフスタイルの変化に寄り添いながら、世代を超えて安全・快適に永く使える家を目指して、さまざまな工夫を施しています。

そのひとつが、快適な住空間にするための断熱性能・省エネ性能を高める工夫です。

断熱性が高いと、夏はすずしく冬あたたかい家になります。寒さ対策で言えば、ダウンジャケットのようなもの。断熱性の低い綿のコートより断然あたたかいですよね。

どのように断熱性能を高めているかというと、まず2015年からすべての家で外張り断熱と充填断熱を合わせた「ダブル断熱」を採用。

220405_01ダブル断熱

そして、熱が最も逃げやすいとされる窓は、3重ガラスのトリプル複層ガラスサッシを標準仕様として、高い断熱性能を実現してきました。

220405_02トリプル複層ガラスの構造

これによって無印良品の家は、心地の良い住空間になっているのです。

さらに、断熱性が高いということは、冷暖房効率の良い家ということ。

冷暖房のためのエネルギー消費、つまり光熱費も減らせるというメリットがあります。

新設の省エネ最高等級もクリア

いま世界中で、二酸化炭素の排出削減の取り組みが行われています。

日本でも、住宅のさらなる省エネ促進に向けて「住宅性能表示制度」の省エネルギー等級に、より厳しい基準の最上位等級「断熱等性能等級5」「一次エネルギー消費量等級6」が、今年4月1日に新設されました。

無印良品の家の性能は、すでにこの新しい最上位等級をクリアするレベルで、年間1831kgの二酸化炭素排出を削減できる省エネ性能があります(延床面積110㎡の場合)。

杉の木を1本植えると14kg/年の二酸化炭素を吸収することになるので、無印良品の家は約131本の杉を植えたのと同等の省エネ効果が見込めます。

※出典:関東森林管理局

220405_03無印良品の家の性能は、ずっと基準値を上まわってきました

無印良品の家にとって、住宅性能は憲法のようなもの。

一貫した高性能な家づくりによって、2022年3月までに、省エネ基準の最上位等級をクリアした住宅を、累計1,500棟以上お引渡ししてきました。

最高等級の省エネ性能は、無印良品の家すべてに共有の性能であり、これまでも、そしてこれからも、ずっと変わらない基本方針です。